ATM350 ギターへの取り付け
数年前に、ライブで使うViolin用のマイクとして購入したaudio technica製のクリップマイクATM350。
何とかアコギやマンドリンにも応用して使えないかと考えていたけど、メーカーが出しているアタッチメントはドラム用やピアノ用のみ。ギター用は見当たらない。
DPAが出しているDPA4099というクリップマイクは楽器に取り付ける付属品が充実していて、アコギ用のアタッチメントも使い勝手が良さそう。でも、5万円ほどするマイクなので少々お高い。
これから買うのならまだ考える余地もあるけど、既に同じようなクリップタイプのコンデンサーマイクがあるのにアタッチメントのためだけに5万円は出せない。
あと、YouTubeでDPA4099のアコギ録音のデモを色々見たけど、音質が少し自分の狙いと違っている感じだった。音が締まっているけど、中低音が弱くて硬い印象。
なので、「ATM350をDPA4099の様にギターに取り付けたい」という事になった。
同じ様な事を考えている人がいないかネットで調べたけど、このマイクをアコギに付けている人は少ない。
1人はテープで直接ギターボディに取り付けていたので、ちょっと自分は真似できない感じ。ギターにテープの糊が付きそうだし、マイクのセッティングも限られる。
もう1人はaudio technicaの他のクリップマイクに付属するギター用アタッチメントを使っている人。このアタッチメントはサウンドホールに取り付けるタイプなので、マイクがサウンドホールを狙う事になる。
試してはいないけど、一般的にアコギの録音でサウンドホールを直接狙うと中低音が出過ぎるので自分好みではない。あとマイクとボディが平行になりマイクのセッティングも調節が出来ない。残念ながらこの案も自分の考えとは違う感じ。
何とかDPA4099のギターアタッチメントの様なものを自分で調達できないかと思って色々ネットでも検索したけど全然出てこない。
半ば諦めて近所のホームセンターに行ったところプラスチックパーツを使った小型軽量のクランプが置いてあり、幅も自分のギターにぴったり。値段は300円程度。
帰って早速取り付けると何とサイズ感バッチリ。
クランプのレバーなどはプラスチックなので軽くて良いけど、芯棒は金属製なのでクリップマイクを取り付けても安定している。
但し、マンドリンに取り付けたところ、ギターと違ってボディがフラットではないので不安定でうまく挟み込めない事が判明。強く締め付けると多少は安定するけど、ボディが割れそうで怖い。
なので、挟み込む部分のプラスチックパーツ(写真で赤い部分)を同じくホームセンターで買った滑り止めゴム(片面がシールになっていて家電の下に貼る様なもの)を貼ったら良い感じになった。
※クランプの芯棒(金属)の先端にクリップマイクを取り付ける
※マンドリンに付けると少し大きいけど、演奏の邪魔にはならない
※挟み込む部分がプラスチックだったのを滑り止めゴムに変更
[REC Demo]
Microphone : audio technica / ATM350