バイノーラルマイク CM-10EM / Binaural Microphone CM-10EM
Rolandの”CS-10EM”という比較的安価なバイノーラルマイクが実家に転がっていたのでもらう事にした。
バイノーラルマイクは小型のマイクを自分の両耳に取り付けて、耳で聴いたままの音の再現を狙って録音するマイクのこと。
昔から興味はあったけど、どちらかというと音楽ではなく屋外の自然音を収録する人たちが使っているイメージがあったので、あえて買おうとは思わなかった。
プラグインパワーが必要なのでiPhoneでは使えないようだけど、最近手元に帰ってきたSONY PCM-D50と組み合わせれば録音できそう。ちょうどPCM-D50の内蔵マイクの品質に満足していなかったので良い機会。
このモデルはイヤホンの外側がマイクになっている構造で、イヤホンでモニターを取りながら録音も出来るという代物。つまり1台でマイクとモニターの両方を兼ねている。
一見すると普通のイヤホンだけど、録音マイク用の線(赤端子)とモニター用の線(黒端子)の二本が出ていてそれぞれレコーダーの録音端子とイヤホンジャックに繋げる。今まで経験した事がない録音スタイル。
とりあえず実家のグランドピアノの前に座って録音してみたら、思った以上に良い音で録れた。さすがに高音と低音は録りきれていない感じはあるけど、それでもとてもこのサイズのマイクとは思えない質感。安いコンデンサーマイクにありがちな痛い高音とか膨らんだ低音が無く、バランス感が良い音。
「レコーディング的な良い音」というよりは、「自分が耳で聴いている音が素朴にそのまま録れた」という感じ。
ライブを録音すると臨場感が出そうな感じで、見た目も「マイク立てて録音してます」という感じにならないので積極的に使ってみたい。
[REC Demo]